仰向けの言葉
仰向けの言葉
本, 堀江 敏幸
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詳細
- タイトル: 仰向けの言葉 de 堀江 敏幸
- ISBN: 4582836909
- ファイル名: 仰向けの言葉.pdf
- 発売日: 2015/6/12
- ページ数: 213ページ ページ
- 出版社: 堀江 敏幸
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仰向けの言葉 - 内容紹介 作家は芸術にどう向き合い、どう表現するのか? 絵、版画、写真、その作家たちをめぐる散文を収めた著者初、待望の「アート本」。 内容(「BOOK」データベースより) 「絵を観るとは、いったいどういうことなのか。絵について語るとは、どういうことなのか」絵画、版画、彫刻、写真をめぐる、著者初の芸術論集。 著者について 作家・フランス文学科・早稲田大学教授 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 堀江/敏幸 1964年生まれ、作家・仏文学者。早稲田大学教授。『おぱらばん』(三島由紀夫賞)、『熊の敷石』(芥川賞)、『河岸忘日抄』(読売文学賞)、『なずな』(伊藤整文学賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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今年印象に残った本のひとつに堀江敏幸「仰向けの言葉」(平凡社)があります。近年の堀江の写真、絵画への傾倒は文学空間のエッジで新しい文体を模索する試みであるけれど、小説のこれまでの文体が衰弱するのではないかと心配してしまう。この本はその集大成。写真や絵画を、言葉だけで伝えることはとても難しい。それは、書のようにペ-ジめくりながら行ったり来たりして共鳴を深める時間の余裕は与えられず、製作者の生きた時間の塊がたった一枚の絵や写真に転写されているから。観客は、一枚の作品を前にして何を思えばよいのか、無限のバリエ-ションがあるから。だから、絵画や写真を題材にした文学で成功しているいくつかの著名な作品は、製作者が書いた日記や遺稿であったり、経時的な変化を読み取れる記録であったり、そうした時間の推移が形になったものを反芻することで絵画や写真の背景に迫ろうとしている。堀江のこの作品も、製作者が詩や対話や日記を残している限りにおいて優れた批評文学になっているけれど、一枚の絵や写真しかない場合、それを言葉だけで絡み取ろうとする試みはうまくいくはずもない。この批評集の中に読者をとらえて離さない作品がある。ボリス・ザブロフの絵画「少女の顔」、「赤い帽子の男」にまつわる自己の体験を語る堀江の文体が、亡き林檎園の主人へのレクイエム、にまで昇華している小論「スターキングはもう作られていませんと彼は言った」。この悲しみに満ちた作品には、1986年に東京で開催されたザボロフ展に現れた岩手県の林檎園主人が当時、農機具と引き換えに「琥珀に閉じ込められた時間」を彷彿とさせる一枚のザポロフの絵を購入すべきか迷ったことに関する逸話と、絵画にまつわる堀江の最新の作品を林檎園主人に謹呈しようとした矢先に先方から届いた封書に絶句する堀江の様子が描かれている。「書き上げたばかりの暢気な手紙を破り捨てて、私は言葉にならない言葉を絞りだした」。その封書には「もう時間が無いけれど(堀江の)モランディをめぐる厚い本を注文します」とも書かれてあった、という。それから、長く「時の腐食の跡を刻む」ザポロフの絵を眺めることができなかった、と堀江は結んでいる。
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